診療科とは?診療科の種類とそれぞれの特徴について medical column
- TOP
- 診療科とは?診療科の種類とそれぞれの特徴について
診療科とは?
診療科とは、病院やクリニックといった医療における診療の専門分野区分のことであり、標榜診療科名は医療機関が看板や電話帳などに広告できる診療科名のことを指します。ちなみに、標榜診療科名を自由につけることは許されておらず、ルールが設けられています。
診療科の種類
続いて、診療科の種類について見ていきましょう。
内科
内科は、風邪やインフルエンザなど一般的な病気や生活習慣病などを主に薬を使って患者さんを治療します。ただし、内科医であっても医療器具の胃内視鏡や大腸内視鏡を使ったり、カテーテルを使うこともあります。
内科はその専門分野によってさらに分けられるわけですが、主なものには呼吸器科・消化器科・循環器科・アレルギー科があります。呼吸器科は、呼吸に関する臓器の病気を専門的に扱い、消化器科は食道・胃・小腸・大腸などの消化管、肝臓といった消化に関わる病気を扱い、循環器科は心臓や血管に関連する症状を扱い、アレルギー科は、文字通りアレルギーを専門に症状を扱います。
小児科
小児科は、赤ちゃんから思春期までの子供の身体・心の病気の診察を行う診療科です。風邪やインフルエンザ、肌荒れや予防接種、ケガなど幅広く診療します。
皮膚科
皮膚科は皮膚の病気を診察する診療科で、手足、顔、体だけでなく、口の中も皮膚科の診察範囲になります。皮膚科では、炎症、痛み、かゆみ、アトピー性皮膚炎、かぶれ、じんましんなどの症状で適しています。毛穴の開きやニキビ、しみなど美容に関することも解決できる、美容皮膚科もあります。
精神科
精神科はうつ病・統合失調症などの精神疾患、こころの病気を診察する診療科です。イライラ・焦り・幻覚・幻聴・不安・落ち込みなどで受診します。
外科
内科は薬物療法を主に行う科であり、外科は手術を主とした外科的治療をおこなう科です。外科にも種類がありますが、一般外科はすべての領域における外科治療を総合的におこなう診療科です。
産科婦人科
産科婦人科は妊娠・分娩における母体と胎児の管理や治療、そして女性特有の病気を治療する診療科です。
眼科
眼科は目の病気や治療をおこなう診療科で、まぶしい、かすむ、ぼやける、虹のようなものが見える、ゴロゴロするといった症状で受診します。
耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科は、耳・鼻・喉・頸部の病気を対象とした診療科で、耳の聞こえが悪い・耳の痛み・鼻詰まり・変な臭いがする・花粉症などの症状で受診します。
泌尿器科
泌尿器科は尿の生成・排尿に関係する臓器、生殖器の病気を主として扱う科で、前立腺肥大症・過活動膀胱・尿失禁などの症状を治療します。
脳神経外科
脳神経外科は、脳・脊髄・神経を専門として、手術による治療をおこなう診療科です。脳血管障害・頭部外傷・脳腫瘍などを治療します。
形成外科
形成外科は、先天的・後天的に身体表面に生じた、見た目の良くない状態や機能的障害の改善を目的として治療をおこないます。
整形外科
整形外科は、運動器官を構成する骨・軟骨・筋・靭帯などの外傷・疾病を診療する科です。骨折や捻挫、打撲や脱臼などを治療します。
まとめ:診療科とは?診療科の種類とそれぞれの特徴について
いかがでしたか?内科や外科にも種類があり、病気や症状に対してそれぞれの専門があるということがお分かりいただけたかと思います。診療科目に着目し、自身の症状と照らし合わせてクリニック選びをすると、より専門的な治療を受けることができるでしょう。