頭痛にはどのような種類がある?それぞれの症状や原因について medical column
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頭痛にはどのような種類がある?それぞれの症状や原因について
頭痛の種類
早速、頭痛の種類について見ていきましょう。
片頭痛
片頭痛は頭の片側を中心にズキズキと脈打つような痛みが特徴で、片頭痛という名称ですが両側が痛む場合もあります。こめかみから目のあたりの痛みは数時間から数日間続き、吐き気や嘔吐といった症状があらわれる場合もあります。
また、重たい片頭痛の症状がある場合、体を動かすことで頭痛はさらに悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。
片頭痛の原因
片頭痛は、睡眠不足・天候の変化・飲酒・空腹・光やにおいなどの刺激・ストレスといったものが引き金になると考えられています。片頭痛のメカニズムは完全には解明されておらず、血管が拡張する際に頭痛が生じるという説や、脳そのものに何らかの原因があるという説、三叉神経を中心とした神経血管に関する説があります。
片頭痛が起きれば光や音によって痛みが増すことがあるため、安静に過ごしましょう。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、肩や首すじの凝りとともに頭の両側を締め付けられるような痛みが特徴の頭痛です。片頭痛では、強い頭痛によって日常生活に支障が出てしまうこともありますが、緊張型頭痛は多くの場合そのようなことはありません。持続時間に関しては30分から1時間程度続き、頻繁に起こる方もいます。
緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛は、身体的・精神的ストレスが関係していると考えられています。頭の後ろの筋肉の過度な緊張で頭痛が生じやすいとされており、デスクワークをする人や下を向いて作業を続けることが多い人がなりすいものです。
群発頭痛
群発頭痛は、片方の目のまわりに強い痛みを感じる頭痛であり、頭痛とともに鼻詰まりや鼻水が出たりすることがあります。いっときの間しきりに起こることという意味が群発にあるとおり、数週間から数か月期間に集中して頭痛が起こります。
群発頭痛の原因
群発頭痛のメカニズムは正確にわかっていませんが、脳の視床下部視交叉上核にある体内時計が乱れることで、目の奥にある血管に異常が起こると考えられています。
一次性頭痛と二次性頭痛について
一次性頭痛とは脳に異常のない頭痛であり、ここまででご紹介した片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛がそれに該当します。二次性頭痛は、脳に異常があって起こるものであり、脳出血・くも膜下出血・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫などによって引き起こされます。
頭痛は何科?
今までに経験のしたことがないような頭痛や頻繁に頭痛がある場合、また呂律がまわりにくかったり、歩きにくいといった症状も併せて起こる場合などで、脳神経内科またはかかりつけの一般内科に受診しましょう。
まとめ:頭痛にはどのような種類がある?それぞれの症状や原因について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・頭痛には脳に異常がない一次性頭痛と、脳に異常のある二次性頭痛がある
・片頭痛はズキズキと脈打つような痛みが特徴
・緊張型頭痛は肩や首すじの凝りとともに頭の両側を締め付けられるような痛みが特徴
・群発頭痛は、片方の目のまわりに強い痛みを感じる頭痛
以上の点が重要なポイントでした。頭痛には今回紹介したような種類がありますので、自身に当てはまる頭痛はどれであるかを考えてみましょう。また、頭痛には病気が隠れている可能性がある点もしっかり理解しましょう。