糖尿病予備軍とは?糖尿病予備軍と言われたらどうしたらよい? medical column
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糖尿病予備軍とは?糖尿病予備軍と言われたらどうしたらよい?
「糖尿病予備軍と言われてしまった…」
「糖尿病予備軍ってどんな状態のことを言うのだろう…」
糖尿病予備軍という言葉は皆さんも聞いたことがあるかと思います。糖尿病予備軍と言われれば、しっかり対策をとって未然に糖尿病を予防することが大切です。
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、糖尿病予備軍とは何か?という点をテーマにお届けしていきます。
糖尿病予備軍とは?
糖尿病予備軍とは、血糖値が正常よりも高いものの、糖尿病と診断されるまでは高くない状態のことを言います。予備軍と名付けられているとおり、糖尿病の手前であると考えるとわかりやすいでしょう。また、糖尿病予備軍は境界型糖尿病とも呼ばれますが、糖尿病と診断されるまでの血糖値ではないため、まだ病気ではありません。
糖尿病予備軍は注意が必要
前項で糖尿病はまだ病気ではないとお伝えしましたが、糖尿病になってしまう恐れがありますので、注意が必要です。もし、糖尿病予備軍であると言われた場合には、糖尿病の予防に励むことで防ぐことができるでしょう。糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、糖尿病予備軍の概念に当てはまるのは2型糖尿病の方になります。
糖尿病予備軍と一口にいっても、糖尿病の数値に近い場合もありますし、正常の数値に近い場合もあります。糖尿病と診断される数値を知ることで自身の状況もわかりますので、続いて糖尿病の数値について見ていきましょう。
糖尿病の診断基準
空腹時血糖値が126mg/dl以上または、ブドウ糖負荷試験血糖値が200mg/dl以上の場合には糖尿病型であり、空腹時血糖値が110mg/dl未満およびブドウ糖負荷試験血糖値が140mg/dl未満ですと正常型です。そして、糖尿病型と正常型の間が境界型(糖尿病予備軍)となっています。
糖尿病予備軍と言われたら?糖尿病対策・予防をご紹介!
糖尿病予備軍と言われれば、実際にならないように対策をする必要があるでしょう。続いて、糖尿病対策・予防を紹介していきます。
運動
内臓脂肪はインスリンの働きを低下させるため、肥満の方は運動をすることで糖尿病対策・予防になります。インスリンの作用が十分に発揮できない状態のことをインスリン抵抗性と呼び、減量することでインスリン抵抗性の改善が期待できます。運動習慣のない方は、糖尿病予防の運動として、ウォーキングやランニングといった有酸素運動から始めると良いでしょう。
BMIの数値としては、18.5未満で低体重、18.5~25未満で普通体重、25以上で肥満となっていますので、BMI22といった適正体重を目指しましょう。
食事
食べ過ぎ飲みすぎ、糖分の摂りすぎを避けて栄養バランスの良い食事を口にするようにしましょう。食事は1日3食、朝昼晩しっかり摂るようにし、朝食を抜かないようにしましょう。甘いものや油っぽいもの、濃い味のものは食べ過ぎないようにし、食物繊維がたっぷりな野菜は忘れないようにしましょう。
ストレス
ストレスを感じると交感神経が活発になり、血糖を上昇させるホルモンが働いて血糖が上昇しやすくなります。ストレスは血糖が高くなる元ですし、ストレスを解消させるために食べ過ぎてしまうということもありますので、運動で適宜ストレスが解消できると身体には良いでしょう。
睡眠不足
睡眠不足が続くと、空腹時の血糖値が上昇するなど血糖値にも影響を与えます。ですので、休日前に夜更かしをしない、カフェインはとりすぎないこと、寝る直前までスマホなどの画面を見ないこと、などで睡眠を改善しましょう。意識的に睡眠時間を確保することが大切です。
まとめ:糖尿病予備軍とは?糖尿病予備軍と言われたらどうしたらよい?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・糖尿病予備軍は糖尿病の一歩手前の状態
・糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、糖尿病予備軍の概念に当てはまるのは2型糖尿病
・糖尿病予備軍と言われたら食事面、運動面などで対策をすること
以上の点が重要なポイントでした。血糖値を抑えるために、運動・食事・ストレスを溜めないこと・睡眠時間を確保することが大切ですので、今回の内容を参考にしていただければと思います。
船橋市になるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)には、糖尿病内科がありますので糖尿病の疑いがある方などはご相談いただければと思います。
アレルギー科/呼吸器科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科となっております。
住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟