新型コロナウイルスの検査|PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? medical column
- TOP
- 新型コロナウイルスの検査|PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?
新型コロナウイルスの検査|PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?
新型コロナウイルスの検査にておこわれるものとして、PCR検査・抗原検査・抗体検査がありますが、それぞれの違いについて皆さんはご存じでしょうか?
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)よりPCR検査・抗原検査・抗体検査の違いやそれぞれの特徴をテーマにお届けしていきます。

新型コロナウイルスの検査
PCR検査とは?
PCR検査は、ポリメラーゼ連鎖反応の略であり、ウイルスが現在体内に存在しているのかを調べることができる検査であり、採取した検体に細菌やウイルスなどが含まれている場合、その遺伝子を増やして検出します。
PCR検査の方法としては、綿棒を鼻や喉に入れて採取する鼻咽頭ぬぐい液方式と、自ら唾液を採取して提出する唾液を用いたPCR検査、自ら鼻腔から検体を採取できる鼻腔ぬぐい液方式があります。
抗原検査とは?
抗原検査も、PCR検査と同様にウイルスに現在感染しているかを調べることができる検査です。抗原検査の種類には、抗原定性検査(抗原の有無を調べる)と抗原定量検査(抗原の量を調べる)があります。精度に関しては、PCR検査よりも低いですが、判定時間が短いという特徴があります。
抗体検査とは?
抗体検査とは、現在感染しているかではなく、過去に感染していたかどうかが調べられる検査であり、ウイルスに対する抗体の有無がわかります。
PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?
PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとしては、
・結果が出るまでのスピード
・調べるもの
・精度
などに違いがあります。PCR検査と抗原検査は現在の感染が分かり、抗体検査は過去に感染していたかどうかが分かります。PCR検査は患者さんが、結果を知るまでに数時間~数日かかりますが、抗原検査は30分程度で分かります。また、PCR検査は抗原検査より少ない量のウイルスも検出が可能です。
調べるものとしては、PCR検査の場合はウイルスを特徴づける遺伝子配列の有無であり、抗原検査はウイルスを特徴づけるたんぱく質の有無(定性)・量(定量)、抗体検査はウイルスに対する抗体の有無になります。
偽陽性・偽陰性とは?
偽陽性とは、本当はウイルスに感染していないものの陽性として判定されてしまうことをいいます。偽陰性は、偽陽性の逆であり、本当はウイルスに感染しているのに、陰性として判定されてしまうことをいいます。
なぜ偽陽性が起こってしまうのかというと、検体を取る場所やタイミングに問題があったと考えられます。PCR検査は少ない量のウイルスでも検知が可能であるものの、それよりも少ない量のウイルスであった場合には偽陽性になってしまう場合があるのです。偽陽性は、検体採取や検査上の不備によって誤った結果が出ることが考えられます。
濃厚接触者の定義は?
濃厚接触者の定義は、感染可能期間内に患者と接触した人のうち、下記のいずれかに該当する場合が濃厚接触者となります。
・同居あるいは長期間の接触があった
・車内や飛行機のなかなどで長時間患者と接触している
・1メートル以内で、感染予防策なしで患者と15分以上接触した
・適切な感染防護をせずに患者を診察・看護・介護した
・患者の気道分泌液や体液などの汚染物質に直接触れた可能性が高い
濃厚接触者になったら、PCR検査を受けましょう。
まとめ:新型コロナウイルスの検査|PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・PCR検査は、ウイルスが現在体内に存在しているのかを調べることができる検査であり、精度が高い
・抗原検査もウイルスが現在体内に存在しているかを調べることができる検査であるが、PCR検査より結果が出るのが早い
・抗体検査は過去にウイルス感染していたかどうかがわかる検査である
以上の点が重要なポイントでした。新型コロナウイルスの検査と一口にいっても、複数種類があり、それぞれに特徴があることがお分かりいただけたかと思います。