インフルエンザワクチンの効果はどれぐらいの期間?ワクチンを打つタイミングは? medical column
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インフルエンザワクチンの効果はどれぐらいの期間?ワクチンを打つタイミングは?
インフルエンザワクチンはいつ打てばいいのか、その効果はどれぐらいの期間持続するのか、という点を疑問に思う方は非常に多くいらっしゃいます。
そこで今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より「インフルエンザワクチン」をテーマに、効果の持続期間等をお届けしていきます。
インフルエンザの症状
インフルエンザの症状としては、38度以上の高熱・頭痛・関節痛・咳・倦怠感・喉の痛みなどの辛い症状が挙げられます。重症化してしまうと、気管支炎や肺炎を併発する可能性があります。
インフルエンザワクチンの効果について
インフルエンザを予防する方法の一つとしてインフルエンザワクチンがあります。インフルエンザワクチンを接種することによって、発症予防・合併症の減少・重症化の抑制の効果が得られます。ただし、インフルエンザワクチンを接種すれば絶対にインフルエンザにかからないということではなく、完全に予防できるわけではありません。
インフルエンザワクチンの効果はどれぐらいの期間有効?
インフルエンザワクチンの効果はどれぐらいの期間有効であるかというと、インフルエンザが流行するワンシーズン、期間として3ヵ月から6ヵ月ほど効果が期待できます。
インフルエンザワクチンを打つタイミングは?
インフルエンザワクチンはいつ頃打つのが良いかというと、インフルエンザは大体12月から3月で流行みられます。そして、ワクチンを接種してから抗体がつくまでに2週間程度かかるため、10月から11月に接種すると良いでしょう。遅くとも12月上旬までには接種を済ませておきましょう。
13歳未満では2回接種をおこなうのですが、その場合には10月頃に1回目を接種し、その後2週間から4週間あけて接種をします。(できれば4週間前後)
インフルエンザワクチンは保険適用される?
インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されず、原則的に全額自己負担となります。また、インフルエンザワクチン接種における費用は医療機関ごとに異なります。
インフルエンザワクチンの副反応について
インフルエンザワクチンの接種によって免疫がつくわけですが、副反応がおこる場合もあります。副反応として比較的みられるのは、接種した箇所の腫れ・赤み・痛みが挙げられます。また、稀ではあるものの、じんましんやかゆみといったアナフィラキシー様症状がみられることもあります。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチン
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、免疫をつくるのに必要な成分をとりだして毒性をなくして作られています。そのため、インフルエンザワクチンの接種によってインフルエンザが発症することはありません。不活化ワクチンに対して、生ワクチンというものもあり、そちらは生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものとなっています。
インフルエンザワクチンを接種してもおこなうべきこと
インフルエンザワクチンを接種しても完全に防げるわけではありませんので、流行時期はなるべく人混みを避ける、外出後は手洗いうがいを徹底する、バランスのとれた栄養摂取する。これらを心がけるようにしましょう。
まとめ:インフルエンザワクチンの効果はどれぐらいの期間?ワクチンを打つタイミングは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・インフルエンザワクチンを接種することによって、発症予防・合併症の減少・重症化の抑制の効果が得られる
・インフルエンザワクチンは、3ヵ月から6ヵ月ほど効果が期待できる
・ワクチンを接種してから抗体がつくまでに2週間程度かかるため、10月から11月に接種すると良い
・インフルエンザワクチンは不活化ワクチンである
以上の点が重要なポイントでした。インフルエンザワクチンを接種しても完全に予防できるわけではありませんので、流行時期には感染予防に努めましょう。