薬の副作用とは?副作用と思ったらどうすればいい? medical column
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薬の副作用とは?副作用と思ったらどうすればいい?
薬には副作用が存在しますが、そもそも副作用はどのようなものであるか、そして副作用が起こった場合どうすればいいのかについて考えたことはありますでしょうか?
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より「薬の副作用」をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
薬の副作用とは?
薬は病気やケガを治したり楽にするわけですが、あらわれている症状を治療するのに必要な作用のことを主作用と呼びます。それに対して、主作用以外にあらわれる作用のことを副作用と呼びますが、一般的には有害な作用があらわれることを副作用と呼んでいます。
体内に入った薬の成分に対してアレルギー反応を示す場合や、年齢や体質などによって、薬の作用が強くあらわれてしまう場合があります。例えば、糖尿病は血糖値が慢性的に高くなってしまう病気ですが、糖尿病の薬では血糖値を下げる作用が効きすぎてしまい、低血糖が起こる場合があります。
副作用と副反応の違いとは?
副反応は、ワクチン接種が原因で起きる健康上の問題のことであり、副作用はワクチン以外の医薬品に対して使われます。
薬害とは?
薬害という言葉の定義は決まっていませんが、医薬品の不適切な使用や医薬品の持つ有害性を十分認識せずに投薬した結果によって、健康被害が社会に広がることと捉えられています。
どのような薬にも副作用はある
副作用は主作用以外にあらわれる作用であることをお伝えしましたが、薬はどのようなものであっても、期待される作用以外の作用もあわせ持っています。身体の中に入った薬の成分は血液によって全身をまわり、目的の箇所に効果をあらわしますが、そのほかの箇所にも効果を発揮することが考えられます。そのため、どのような薬にも副作用はあると言えます。
薬の効き方には個人差がある
同じ薬であっても、薬の効き方は人それぞれであり、さらに薬には合う合わないがあります。そのため、用法・用量を正しく守っていても思わぬ重大な副作用があらわれてしまうことがあるのです。
副作用かもしれないと思ったらどうすればいい?
薬の副作用かもしれないと思えば、医師または薬剤師に相談しましょう。医薬品の添付文書には、副作用についての記載がありますが、そちらに記載されている症状と違っていても、いつもと違ったりおかしいと思えば、相談することが大切です。
好ましくない副作用を起こさないためには?
好ましくない副作用をなるべく起こさないようにするには、薬の用法・用量を守ることが大切です。医療機関に受診した上で受け取る処方箋医薬品だけでなく、薬局などで購入できるOTC医薬品であってもしっかり薬の用法・用量は守るために、添付文書にはしっかり目を通すことです。また、医師から指示された薬は自己判断で服薬を中断したり、薬の量を調整しないようにしましょう。
お薬手帳を持参すること
医師や薬剤師がお薬手帳を確認することで、飲み合わせの問題や薬の重複の問題を回避できます。医療機関に受診する際には、必ずお薬手帳を持参するようにしましょう。
まとめ:薬の副作用とは?副作用と思ったらどうすればいい?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・薬の主作用以外の作用のことを副作用という
・副反応はワクチン接種が原因で起きる健康上の問題である
・薬はどのようなものであっても、期待される作用以外の作用もあわせ持っている
・副作用かもしれないと思えば医師または薬剤師に相談すること
以上の点が重要なポイントでした。副作用をなるべく避けるためには用法・用量を守ることが大切ですが、薬の効き方には個人差があるため、正しく服用していても大きな副作用があらわれる場合があります。もし、副作用かもしれないと思えば、医師や薬剤師に相談しましょう。