睡眠時無呼吸症候群と体型の関係|痩せ型や肥満型 medical column
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睡眠時無呼吸症候群と体型の関係|痩せ型や肥満型
肥満体型の方は大きないびきをかく、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?睡眠時無呼吸症候群と体型には関係があり、睡眠時無呼吸症候群の患者さんには肥満の方が多いのは事実としてあります。しかし、痩せ型の方であっても睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる方もいるのです。今回は船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、睡眠時無呼吸症候群と体型の関係をテーマにお届けしていきます。現在痩せ型であるにも関わらず、睡眠時無呼吸症候群かもしれない…と思われている方は是非ご覧ください。
肥満型の睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が停止したり浅い呼吸になったりすることで、日中など起きている時間に眠気を感じる病気です。閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、上気道が狭くなることで睡眠時無呼吸症候群が引き起こされるのですが、頸部に脂肪が付く肥満の方はなりやすいと説明できるでしょう。
肥満型の睡眠時無呼吸症候群の対策について
肥満型の睡眠時無呼吸症候群の対策について見ていきましょう。
肥満を解消するための運動
肥満は先述した通り上気道を狭くする原因になりますので、肥満を解消するためにも運動を心がけましょう。運動をする習慣のない方は運動自体に抵抗があるかもしれませんが、まずは無理のないよう、負担の少ないウォーキングから始めるなどして、習慣化することに努めましょう。CPAP療法を行っている方も、減量が成功することでCPAPが不要になることもあります。
食事の見直し
若い頃と同じような食事や量を口にしていませんか?年齢と共に必要なエネルギーは減りますし、健康を気にせず好きなものばかり食べていると体にも負担となってしまいます。食事内容を見直し、体重管理をしましょう。食生活や運動などの改善で減量効果がでれば、無呼吸の程度が軽減することが多くあります。
痩せ型の睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群のリスクがあるのは肥満の方だけではなく、痩せ型であっても睡眠時無呼吸症候群になることがあります。閉塞性睡眠時無呼吸症候群は頸部が脂肪の付く肥満の方になりやすいとお伝えしましたが、痩せ型であるにもかかわらず閉塞性睡眠時無呼吸症候群になるのは、顎が小さい、顔の奥行きがない、首が短い、下顎が後退しているなど骨格が影響しています。また、睡眠時無呼吸症候群はいびきを伴うイメージを持つ方が多いと思いますが、中枢性睡眠時無呼吸症候群の場合、必ずしもいびきは伴いません。どういうことかと言いますと、中枢性は、呼吸を調整している脳の呼吸中枢が働かなくなることで起こるため、気道が塞がらずとも無呼吸が起こってしまうのです。
痩せ型の睡眠時無呼吸症候群の対策について
痩せ型の睡眠時無呼吸症候群の対策について見ていきましょう。
横向きで寝る
痩せ型だけでなく肥満型の睡眠時無呼吸症候群にも対策となりますが、横向きで寝ることで呼吸がしやすくなります。横向きを固定することができる抱き枕がありますので、これを利用することで横向きで睡眠することができるでしょう。
マウスピースやCPAPなどの治療
上下の歯の間に固定し、下顎を前に引き出すマウスピースを装着することで気道のスペースを広げることができます。また、CPAP療法として女性向けのコンパクトなものなどさまざまなタイプがあります。これらでも効果が見られない場合には、のどや鼻の奥を広げる手術や骨格矯正の手術をするという選択肢もあります。
まとめ:睡眠時無呼吸症候群と体型の関係|痩せ型や肥満型|つばさ在宅クリニック西船橋(船橋市の内科外来と訪問診療)
いかがでしたか?今回の内容としては、
・睡眠時無呼吸症候群と体型は関係し、肥満の方は気道が狭くなりやすい
・痩せ型であっても骨格などが原因で睡眠時無呼吸症候群になることがある
・睡眠時無呼吸症候群の対策としては生活習慣を見直すこと
以上の点が大切なポイントでした。睡眠時無呼吸症候群は体型と関係し、肥満の方は気道が狭くなりやすいという特徴があります。ただし、痩せ型の方であっても睡眠時無呼吸症候群になり得ます。もし、睡眠時無呼吸症候群の疑いのある方は船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋までご相談ください。詳細は、下記より確認いただければと思います。
アレルギー科/呼吸器科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科となっております。
住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟