健康診断の疑問を解決!服装・費用・判定などについて medical column
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健康診断の疑問を解決!服装・費用・判定などについて
「健康診断の服装はどのようなものが良いのだろう…」
「健康診断前の食事について知りたい…」
健康診断は年に1度ほどですので、診断を受けるにあたってさまざまな疑問が浮かぶことかと思います。また、検査結果の判定について知りたい方もいるでしょう。
そこで今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、健康診断における疑問をテーマにお届けしていきます。
健康診断の疑問を解決
早速、健康診断におけるよくある疑問について見ていきましょう。
健康診断の費用は?
企業検診の費用相場としては社員1人に対して1万円前後となっており、会社側の負担となります。会社で受ける健康診断の費用は原則全額会社負担(雇入時の健康診断は個人負担も可能)となっていますが、従業員が希望して受けた検査や再検査については、希望して受けた検査に応じてその本人が自己負担する場合が多いです。
会社によっては再検査費用やオプション検査費用も負担してくれる場合もあるでしょう。会社に属さず個人で活動するフリーランスの方の場合、自己負担で健康診断を受けます。フリーランスの方の健康診断については後述します。
健康診断の判定について
健康診断の判定としては日本人間ドック学会による判定が一般的であり、AからEまでの判定があります。判定内容は以下のとおりです。
A判定…異常なし|検査値が基準範囲内であり、異常はない。
B判定…軽度異常|日常生活には支障がない程度の異常。
C判定…要再検査・生活習慣病改善|再検査が必要であり、運動や食習慣によって改善が必要。
D判定…要精密検査・要治療|健康障害や病気の可能性があり、治療または検査が必要。
E判定…治療中
C判定は要注意であり、再検査の指示があれば受けましょう。D判定は、早めに病院で精密検査や治療を受けましょう。
健康診断時の服装は?
健康診断を受ける場合は、着脱に時間のかかる服や上下が繋がっている服は避けましょう。また、金属やプラスチックが付いた服や下着を避けましょう。トップスはTシャツを着用するとスムーズです。仕事の合間に受ける場合は指示があるかと思いますが、ベルトやネクタイ、時計を外して所定のロッカーにしまいます。
健康診断前の食事について
午前中に健康診断を受ける場合は、前日の夜9時以降は食事・お酒はとらないようにしましょう。水分補給は可能です。検診当日は、検診終了までは、飲食ともにとらないようにしましょう。タバコもNGです。
午後に健康診断を受ける場合は、検診前8時間前までは消化の良いもので食事・水分補給を済ませます。また、検診前であっても2時間前であれば、コップ1,2杯程度であれば召し上がれます。
自営業・フリーランスの方の健康診断について
企業に勤めている方は会社経由で健康診断を受けられますが、自営業・フリーランスの方の健康診断はどうすれば良いのでしょうか?自営業・フリーランスの方の場合、インターネットや電話で直接病院・クリニックに連絡を取り、自己負担で健康診断を受けます。
国民健康保険に加入している40~74歳の方には特定健康診査が実施されており、費用は無料または500円程度で受けることが可能です。また、自治体によっては、特定健康診査の対象にならない40歳未満の方にも、特定健康診査に準じた健康診査を実施している場合があります。
つまり、国民健康保険に加入している場合であっても補助対象となる健康診断がなければ、健康診断は個人で受診する必要があるわけです。
個人で健康診断を受ける場合に必要なもの
基本的に必要なものとしては、健康保険証・受診票・普段使用している眼鏡やコンタクトレンズ・お金・問診票・同意書などの書類となっています。
まとめ:健康診断の疑問を解決!服装・費用・判定などについて
いかがでしたか?今回の内容としては、
・企業検診の1人あたりの費用相場は1万円前後である
・フリーランスで活動される方は自己負担で受ける必要がある
・健康診断時の服装は着脱しやすい服を選び、上下繋がっている服装は避けること
・健康診断前には食事をとらないこと
以上の点が重要なポイントでした。健康診断の結果で要検査となっても、そのまま放置してしまっている方もいるかもしれませんが、健康維持のために再検査が必要な場合は必ず受診するようにしましょう。