アルコールと喘息の関係とは?アルコール誘発喘息について 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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アルコールと喘息の関係とは?アルコール誘発喘息について

「飲酒後に喘息発作があらわれることがある…」
「アルコールと喘息の関係について知りたい…」
喘息発作の原因としては、ダニやハウスダストといったアレルゲンによるもの、運動によるもの、風邪によるものが挙げられますが、アルコールによっても喘息発作が誘発されることがあります。

今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、アルコールと喘息の関係をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

アルコールと喘息の関係とは?アルコール誘発喘息について

アルコール誘発喘息について

喘息発作を誘発するものとしては、運動や風邪、アルコールなどがあることを冒頭でお伝えしましたが、運動で誘発される喘息のことを運動誘発喘息と呼び、アルコールで誘発される喘息のことをアルコール誘発喘息と呼びます。

アルコール誘発喘息はなぜ起こるのか?

アルコール誘発喘息はなぜ起こるのか?という点については、アルコールは肝臓でADHという酵素によってアセトアルデヒドに代謝され、アセトアルデヒドはそれからアセトアルデヒドデハイドロゲナーゼという酵素の作用で酢酸に代謝され、炭酸ガスと水に分解されます。

アセトアルデヒドデハイドロゲナーゼが欠損していたり、不完全な人がお酒を飲むと顔や全身が紅潮してしまいますが、同様に気管支の粘膜もむくむため、喘息が発作を誘発してしまいます。また、アセトアルデヒドはマスト細胞などからヒスタミンを遊離させる働きもあり、気道の収縮によっても喘息発作が誘発されます。

お酒との付き合い方について

アセトアルデヒドはヒスタミン遊離作用などによって喘息を悪化させる可能性がありますので、アルコールによる喘息発作が疑われる方は飲酒を控えるようにしましょう。喘息のコントロールが良好な場合であれば、少量の飲酒で喘息発作はあらわれないかもしれませんが、注意深く避けるに越したことはありません。

アルコールはお酒ではなく、ケーキやゼリーといった食品や調味料や健康飲料などに含有されている場合もありますので、その点注意しましょう。

お酒を飲むと咳が止まらなくなる人はどうすればいい?

幼少期から喘息持ちの人もいれば、大人になってから喘息になる人もいます。そのため、これまで喘息と診断されたことがなかった人でも、お酒を飲むと咳が止まらなくなるという人は医療機関に受診しましょう。お酒による咳で苦しい場合は放っておかないことです。

何科を受診すれば良いのか?という点については、呼吸器内科が専門となっていますので、専門医に相談すると良いでしょう。

喘息の種類について

続いて、アルコール誘発喘息以外の喘息の種類について見ていきましょう。

アスピリン喘息とは?

アスピリン喘息とは、アスピリンやアスピリンと同様の作用を持つ解熱鎮痛剤などによって誘発される喘息のことです。成人喘息の約10%に認められ、中年に発症することが多いものの、小児では稀であるとされています。

アスリート喘息とは?

アスリート喘息は、激しい運動や長時間の運動に伴って喘息発作が誘発されるものであり、運動誘発喘息とも呼ばれています。

まとめ:アルコールと喘息の関係とは?アルコール誘発喘息について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・アルコールで誘発される喘息のことをアルコール誘発喘息と呼ぶ
・アルコールによる喘息発作が疑われる方は飲酒を控えること
・お酒を飲んで咳が止まらないという方は呼吸器内科に受診すると良い
・喘息には解熱鎮痛剤によって喘息が誘発されるアスピリン喘息や運動によって喘息が誘発されるアスリート喘息がある
以上の点が重要なポイントでした。アルコールによって喘息発作が誘発される方もいますので、そのような方はお酒を控えるようにしましょう。喘息発作がどのようなときにおこるのかを、把握してなるべく極力避けることが喘息コントロールには大切です。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。また、喘息治療も実施していますので、ご相談いただければと思います。