糖尿病性腎症とは?原因や症状などを簡単にわかりやすく解説 medical column
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糖尿病性腎症とは?原因や症状などを簡単にわかりやすく解説
糖尿病の代表的な合併症である糖尿病腎症を皆さんはご存じでしょうか?糖尿病と診断されて間もない方の中には、糖尿病やその合併症についての知識が少ない方も多いでしょう。
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より糖尿病性腎症をテーマにお届けしていきます。糖尿病やその合併症について知ることで、自身の血糖コントロールへの意識が変わりますので、ぜひご覧ください。

糖尿病とは?
糖尿病は文字通り糖が関係している病気であり、血糖値が慢性的に高い状態となる病気です。インスリンが十分働かないことによってブドウ糖が有効に働かず、高血糖が続いてしまいます。
腎臓はどのような働きをしている?
腎臓は、血液をろ過して塩分や老廃物を尿として体の外に排出する働きがあります。また、腎臓は血圧を調整するホルモンを分泌し、血圧を適正にコントロールします。そのほか、体の中の水分バランスが一定になるように調整したり、赤血球を産生するホルモンを分泌したりといった役割があります。
糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす
血糖値が慢性的に高い状態がなぜ悪いのかというと、それによって血管の壁が壊れやすくなったり血管が詰まってしまうことがあるからです。血管にダメージが与えられることなどによって、糖尿病性腎症や糖尿病神経障害といったさまざまな合併症を引き起こします。
糖尿病性腎症とは?糖尿病性腎症の症状
糖尿病の合併症として本テーマの糖尿病性腎症ですが、糖尿病には代表的な3つの合併症(三大合併症)があり、そのうちの一つとなっています。糖尿病性腎症は腎臓の機能が低下してしまうものであり、以下のような症状があらわれます。
・むくみ
・食欲不振
・貧血
・息切れ
・全身倦怠感
・筋肉の硬直
・筋肉の痛み
・骨の痛み
・手のしびれ など
糖尿病性腎症の初期には自覚症状はありませんが、病気の進行とともに上記のような症状があらわれます。糖尿病性腎症は、腎臓内の血管が詰まるなどの障害を受けることによって起こります。
糖尿病性腎症の検査
糖尿病性腎症の検査では血液検査と尿検査があり、尿検査ではタンパク質の主成分であるアルブミンが尿中にどれぐらい含まれているかを検査します。血液検査では、血液中の塩分や老廃物をろ過して尿として排出する働きをする糸球体のろ過量を調べます。
糖尿病性腎症の診断は、尿蛋白(アルブミン)と血中クレアチニンの検査値により第1期~第5期に分類されます。第1期から第2期の期間は長く10年から20年かかりますが、第3期に入ると進行スピードはとても速くなり、透析が必要になってきます。
糖尿病性腎症の治療
糖尿病性腎症の治療としては、血糖値をしっかりとコントロールすることが基本であり、食事療法や運動療法、薬による治療を併用します。食事療法ではタンパク質や塩分の摂取量に配慮し、運動療法では糖尿病の進行に合わせた負荷でおこなわれます。また、糖尿尿は高血圧を合併することも多く、血圧のコントロールも大切です。
まとめ:糖尿病性腎症とは?原因や症状などを簡単にわかりやすく解説
いかがでしたか?今回の内容としては、
・腎臓は血液をろ過して塩分や老廃物を尿として体の外に排出する働きがある
・糖尿病は血管にダメージが与えられることによってさまざまな合併症を引き起こす
・糖尿病性腎症は腎臓の機能が低下してしまうものであり、むくみや食欲不振といった症状があらわれる
・糖尿病性腎症は第1期~第5期に分類され、第3期に入ると進行スピードは速くなる
以上の点が重要なポイントでした。糖尿病で合併症を引き起こさないためにも、血糖値のコントロールは非常に重要です。食事に気を使いながら、薬の服用は正しくおこないましょう。