生活習慣病予防健診とは？対象・項目などを紹介 medical column
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生活習慣病予防健診とは？対象・項目などを紹介
「歳をとってきて生活習慣病が気になる…」
「生活習慣病に適した健康診断はないのだろうか…」
このような方はいらっしゃいませんか？健康診断と一口にいってもいくつかの種類があり、そもそもどの健康診断を受けるのが良いか分からない方もいるでしょう。年齢を重ねると気になってくるのが生活習慣病ですが、それに適した健診が存在します。
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋（内科）より生活習慣病予防健診をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
生活習慣病とは？
生活習慣病とは、食習慣・運動習慣・タバコ・飲酒・睡眠不足などが起因して起こる病気の総称で、以前は成人病という名称でした。端的に説明すると健康的ではない習慣が関係する病気であるということです。
＜生活習慣病に該当するもの＞
・高血圧
・脂質異常症
・心筋梗塞
・糖尿病
・がん
・狭心症 など
生活習慣病予防健診とは？
生活習慣病予防健診は、文字通り生活習慣病の事前予防を目的とした健診であり、検査項目は豊富であるため病気の早期発見に役立ちます。仕事や家事で不規則になりながら生活されている方は生活習慣病予防健診を受けることで、自身の健康状態を詳しく知ることが可能です。
生活習慣病予防健診を受けるには？
生活習慣病予防健診を受けるには、健診機関一覧表などから医療機関を探します。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/nagasaki/cat050/template06/
（全国健康保険協会｜健診機関一覧表）
そして、生活習慣病予防健診の希望を医療機関に伝え、問診票や検査キットを受け取ります。健康保険証・検査キット・問診票等を準備し受診すれば、後日結果が届きます。生活習慣病予防健診の詳しい流れは医療機関によって変わる可能性がありますので、各医療機関で確認ください。
生活習慣病予防健診の対象
全国健康保険協会に加入している35歳以上、75歳未満の被保険者が生活習慣病予防健診の対象となっています。健診は年に1回受けることができ、2回目以降は自己負担になります。健診費用の多くが協会けんぽから補助されるため、本人負担少なく受けることができます。
生活習慣病予防健診の項目
生活習慣病予防健診の項目は以下のとおりです。
・医師診察（問診・視診・聴打診・触診等）
・身体計測（身長・体重・腹囲・聴力・視力）
・血圧測定
・尿検査
・便潜血反応検査
・血液検査
・心電図検査
・胸部レントゲン検査
・胃部レントゲン検査
血圧測定では、血圧を測ることで循環器系の状態を調べ、尿検査では血液をろ過し、尿をつくる腎臓の状態や、血糖値が高くなる糖尿病などを調べます。便潜血反応検査では、大腸からの出血を調べ、のちのち悪化する可能性のあるポリープや大腸がんの存在の疑いがわかります。
血液検査では、動脈硬化、肝機能などの状態や糖尿病、痛風などを調べ、胸部レントゲン検査では、胸部にX線を照射して、肺や気管支の異常を調べます。胃部レントゲン検査では、食道や胃、十二指腸の状態を調べます。
眼底検査について
眼底検査は、眼孔を広げて眼底カメラや眼底鏡を使い、眼底の血管を調べる検査です。生活習慣病予防健診を受け、医師の判断でこの検査が必要とされた場合に実施されます。例えば、高血圧が進行すると眼底部も損傷を受けて出血やむくみを引き起こします。
生活習慣病予防健診で引っかかった場合は？
生活習慣病予防健診で引っかかった場合には、食習慣や運動習慣の見直しが重要になってきます。また、数値が芳しくない場合には、健診結果に応じた治療をしっかり受けましょう。生活習慣病の中には、自覚症状がないまま進行してしまうものも多いため、現状お困りの点がない場合であっても放置しないようにしましょう。
まとめ：生活習慣病予防健診とは？対象・項目などを紹介
いかがでしたか？今回の内容としては、
・生活習慣病予防健診は、文字通り生活習慣病の事前予防を目的とした健診である
・全国健康保険協会に加入している35歳以上、75歳未満の被保険者が生活習慣病予防健診の対象
・生活習慣病予防健診では、血圧測定・尿検査・便潜血反応検査・血液検査などが実施される
以上の点が重要なポイントでした。生活習慣病は年齢を重ねると気になるものですが、現在紹介した健診を受けることで、それらの可能性を知ることが可能です。自身の健康を考えた場合には、生活習慣病予防健診を検討しましょう。