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生活習慣病とは?糖尿病と生活習慣の関係について
「生活習慣病をよく耳にするけど一体どんな病気なのだろう…」
生活習慣病と一口に言ってもいくつかの病気があり、その中でも糖尿病は合併症などで苦労される方も多い病気です。生活習慣と体の不調というのは密接に関係しているため、大人になれば特に生活習慣について考えることが大切です。今回は船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、糖尿病と生活習慣の関係をテーマにお届けしていきます。
生活習慣病とは?
以前は成人病と言われていた生活習慣病ですが、これは食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等の生活習慣が関係している病気のことを言います。主な生活習慣病には、高血圧(慢性的に血圧が上がっている状態)・糖尿病(インスリンがうまく分泌されない)・脂質異常症(中性脂肪の量が基準よりも多い)が挙げられます。これらの病気は密接に関係しており、肥満傾向にある方は高血圧や糖尿病の病気になりやすくなります。
糖尿病とインスリンの働き
食事をすると糖質はブドウ糖となり、膵臓から分泌されるインスリンによりブドウ糖は細胞内に吸収され、エネルギーになります。糖尿病の場合、インスリンの分泌が少なくなり、(正常に働かない)ブドウ糖が細胞内に吸収されず、血液中に溢れ体のさまざまな部分に悪影響がでてしまうのです。
生活習慣と2型糖尿病
生活習慣病のひとつである糖尿病とは、運動不足や食生活の乱れ、肥満、ストレスなどさまざまな要因が重なって発症する2型糖尿病というもので、大半がこちらのタイプです。対してウイルス感染などが原因となる、1型糖尿病の患者数は少数です。
糖尿病の予防には生活習慣の見直しを
糖尿病の予防、進行を遅らせるためには生活習慣の見直しが大切で、血糖値が高くなるようなことを控え、血糖値が高くなりにくい体質を目指す必要があります。
内臓脂肪型肥満では、インスリンの抵抗性としてインスリンが効きにくくなり、血糖値が高くなりやすくなります。逆に筋肉体質では、血糖値は高くなりにくくなりますので、常日頃から体を動かすようにし、適性体重にコントロールすることが大切です。
ストレスも生活習慣病をひき起こす原因にもなりますので、運動をしてリフレッシュする習慣を作れると良いでしょう。
栄養バランスのとれた食事を適切な量で口にすること
糖尿病での食事で気を付けるべきポイントは、下記になります。
・朝昼晩の食事をしっかり摂り間食はなるべく控える
・カロリーの高い揚げ物や炒め物に注意
・ゆっくりよく噛んで食事をする
・炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミン等バランスある食事をする
・塩分を控える
・暴飲暴食は避ける
カロリーの摂りすぎを防ぎながら、1日3食を野菜や大豆、魚類などバランスよく摂ることが大切です。また、塩分糖分の摂りすぎにも注意しましょう。
たばこを吸わないこと
たばこに含まれるタールやニコチン、一酸化炭素には血管を収縮させる作用があり、糖尿病の方は特にたばこを吸わないことが大切です。禁煙を続けることで、心臓病や脳卒中、呼吸器疾患などのリスクを非喫煙者と同程度にすることができるので、たばこは吸わないに越したことはありません。
糖尿病の一次予防・二次予防・三次予防
先述した定期的な運動や食事により肥満を改善したりする一次予防、検診などで早期に糖尿病を発見し血糖値を良好にする二次予防、継続的な医療を受けて合併症を予防する三次予防。何より病気を悪化させないように、このような予防をすることが重要です。生活習慣病は明らかな症状がでたときには症状が進行していることがありますので、健康生活を送りながら、定期的な健診を受けることをおすすめします。
まとめ:生活習慣病とは?糖尿病と生活習慣の関係について|つばさ在宅クリニック西船橋(船橋市の内科外来と訪問診療)
いかがでしたか?今回の内容としては、
・生活習慣病は食習慣・運動習慣・休養・喫煙・飲酒等が関係している病気
・2型糖尿病は生活習慣と関係している
・糖尿病予防のためには規則正しい生活習慣を心がける
以上の点が大切なポイントでした。忙しい日々ですと、どうしても生活リズムが乱れがちになってしまいますが、病気の予防のためにも健康を意識しましょう。船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋では、糖尿病内科がありますので疑いのある方や、セカンドオピニオン先としてご利用くださいませ。
アレルギー科/呼吸器科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科となっております。
住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟