糖尿病と白内障の関係|糖尿病性白内障について 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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糖尿病と白内障の関係|糖尿病性白内障について medical column

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糖尿病と白内障の関係|糖尿病性白内障について

生活習慣病の一つである糖尿病は多くの合併症を招く病気として知られており、神経や腎臓、目などに影響を与える場合があります。目への影響として、糖尿病と白内障は関係していますが、それについて詳しくご存じの方は少ないことでしょう。

そこで今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より糖尿病と白内障の関係をテーマにお届けしていきます。

糖尿病と白内障の関係|糖尿病性白内障について

白内障とは?

白内障は、カメラのレンズの役割を持つ目の中の水晶体が濁って、目のかすみやぼやけるといった症状があらわれる病気です。また、視界がくもって視力が低下するのも特徴です。

白内障と緑内障の違いとは?

白内障と緑内障は、両方とも目の病気ですが、原因と症状が異なります。白内障は、水晶体が濁って視力が低下する病気であり、緑内障は視神経の損傷によって視野が狭くなったり、視野が欠けたりする病気です。

糖尿病とは?

糖尿病は、血糖値のコントロールがうまくいかなくなり、高血糖状態が続く病気です。糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、その他の種類がありますが、どの種類でも高血糖状態が共通の症状となります。糖尿病は、合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見と適切な治療が非常に重要です。

白内障と糖尿病の関係について|糖尿病性白内障

糖尿病を持つ人の場合、高血糖症によって目の水晶体に糖の老廃物が蓄積し、白内障を引き起こす場合があります。つまり、糖尿病を持つ人は、そうでない人に比べて白内障のリスクは高まるのです。

この、糖尿病から併発する白内障のことを糖尿病性白内障と呼び、大きく真性糖尿病性白内障と仮性糖尿病白内障の2種類に分けられます。真性糖尿病性白内障は1型糖尿病に伴う白内障であり、仮性糖尿病白内障は加齢性白内障と糖尿病が合併しているものになります。

糖尿病を持つ人が視力障害をきたす原因としては、糖尿病性白内障以外に糖尿病網膜症という合併症があります。

糖尿病性白内障の症状

糖尿病性白内障の症状としては、かすみやぼやけ、視力の急激な低下、日常生活に支障をきたすレベルの失明(社会的失明)、やけにまぶしく感じる、近視などが挙げられます。

糖尿病性白内障の治療

糖尿病性白内障の治療としては点眼治療が挙げられますが、症状の進行を遅らせることはできても、低下してしまった視力を回復させる効果はありません。視力を回復させるには白内障の手術が必要であり、人工の眼内レンズを移植します。また、目への負担が少ないとされるレーザーによる治療もあります。

糖尿病を持つ人は定期的に目の検査を受けること

糖尿病を持つ人は、定期的に目の検査を受け、早期に白内障が発見された場合は、治療を行うことが重要です。また、血糖値を正常範囲に保つことも、白内障の発生を遅らせることができます。定期的な医療検査や、適切な治療、そして生活習慣の改善は、糖尿病患者が白内障を防ぐために取ることができる効果的な手段であると言えます。

まとめ:糖尿病と白内障の関係|糖尿病性白内障について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・糖尿病を持つ人は糖の老廃物が蓄積して白内障を引き起こす場合がある
・糖尿病を持つ人はそうでない人に比べて白内障のリスクは高まる
・糖尿病性白内障の症状としてはかすみやぼやけ、視力の急激な低下などが挙げられる
・糖尿病を持つ人は定期的に目の検査を受けて目の病気を早期に発見することが大切
以上の点が重要なポイントでした。糖尿病を持つ人は、適切に血糖をコントロールすることで、糖尿病性白内障を含めたさまざまな合併症を予防することが可能です。また、糖尿病が持つリスクを理解することは、QOLの向上につながりますので、一人ひとりの患者さんが自身の病気と向き合う姿勢が大切であると言えるでしょう。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。また、糖尿病治療もおこなっていますので、ご相談いただければと思います。