睡眠時無呼吸症候群の原因と対策予防について 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

睡眠時無呼吸症候群の原因

まずは、寝ている間に呼吸が止まってしまう病気である睡眠時無呼吸症候群の原因について見ていきましょう。睡眠時無呼吸症候群は閉塞性・中枢性・混合型の3種類に分類されます。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、上気道が狭くなることが原因で起こります。大きないびきを伴うことが特徴で、いびきと息詰まりにより突然目を覚ますこともあります。睡眠時無呼吸症候群のほとんどはこの閉塞性であり、肥満になることで軟口蓋や喉にも脂肪がつきそれらによって上気道を狭めてしまったり、頭蓋・顔面骨の骨格によって閉塞性睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高まります。

のどが狭かったり顎が小さいなどの特徴については遺伝するため、親子同士で似ることがあります。睡眠時無呼吸症候群は成人の病気として知られているものの、子供でも睡眠時無呼吸症候群になることがあり、原因は咽頭扁桃増殖や口蓋扁桃肥大が挙げられます。

中枢性睡眠時無呼吸症候群

中枢性睡眠時無呼吸症候群は、上気道が狭くなることで起こる閉塞性とは異なり、脳や脳幹部の異常、心臓病や腎臓病などでみられる睡眠呼吸障害です。そのため、睡眠時無呼吸症候群といえども、閉塞性のような大きないびきは伴いません。特に心不全の患者さんには多くみられ、心不全をさらに悪化させる原因にもなり得ます。

混合型睡眠時無呼吸症候群

混合型睡眠時無呼吸症候群は、閉塞性と中枢性の要因が複合的にみられます。

睡眠時無呼吸症候群の対策

続いて、睡眠時無呼吸症候群の対策を見ていきましょう。

寝る時の体勢を変える

仰向けは、重力の関係から気道が塞ぎがちになりますので、横向きに寝ることで舌が落ち込んでくるのを防ぐことができます。

鼻呼吸にする

口呼吸は鼻呼吸より咽頭が狭くなりますので、閉塞するリスクが高まります。また、口呼吸は、感染症のリスクなども高まりますので、口呼吸をされている方は鼻呼吸を意識しましょう。

CPAP（シーパップ）療法

CPAP療法は鼻マスクを装着し、気道へ空気を送ることで気道を広げる治療方法です。この療法を行うことで、睡眠時における無呼吸やいびきを減少させることができ、多くの方に効果が高いとされています。船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋でも睡眠時無呼吸症候群外来にて、CPAP療法を提供しております。詳細は下記よりご覧くださいませ。

睡眠時無呼吸症候群外来｜つばさ在宅クリニック西船橋（船橋市の内科外来と訪問診療）