循環器疾患の予防対策|高血圧・脂質異常症(高脂血症)・禁煙 medical column
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循環器疾患の予防対策|高血圧・脂質異常症(高脂血症)・禁煙
血液を全身に循環させる臓器である心臓や血管などが、正常に働かなくなる循環器疾患には心筋梗塞や大動脈瘤など深刻な病気が多く存在します。これらの病気にかからないようにするためには、予防と対策が何より重要です。
今回は船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、循環器疾患の予防対策をテーマにお届けしていきます。
循環器疾患を引き起こす要因
循環器疾患の予防対策のために、まずは循環器疾患を引き起こす要因を見ていきましょう。
高血圧
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態のことをいいます。高血圧の方は、血管に負担がかかってしまい、その結果血管が硬くなって血液の流れが悪くなってしまいます。また、血液の流れが悪くなることで心臓にも負担がかかってしまい、心臓にも障害をもたらすことがあります。
高血圧は循環器疾患の最も重要な危険因子であるため、循環器疾患の予防としても、高血圧に気を付けなければなりません。
脂質異常症(高脂血症)
中性脂肪値、悪玉コレステロール値、善玉コレステロール値が異常であることを脂質異常症といいます。脂質異常症になると動脈硬化が起こり、血管が狭くなって血液が流れにくくなってしまいます。
高血圧と同じように脂質異常症は血液の流れに悪影響を及ぼし、それが起因して心筋梗塞や脳の血管が詰まる脳梗塞といった深刻な事態に陥ることがあります。
循環器疾患の発症リスクを高める要因
循環器疾患の発症リスクを高める要因は、先述した高血圧や脂質異常症だけではありません。肥満、飲酒、喫煙、糖尿病などがあり、生活習慣を改善することが、これらのリスク要因を減らすことに繋がります。
循環器疾患の予防対策
続いて循環器疾患の予防対策を見ていきましょう。
生活習慣の改善
・塩分をとりすぎないように注意しながら野菜果物を積極的に摂取
・適性体重を維持するようにする
・お酒は控え、禁煙する
・運動習慣を身に着ける
・糖分をとりすぎないようにする
・食物繊維を摂取する
・睡眠時間を確保する
これらを意識して生活習慣を改善することで、循環器疾患の危険因子である高血圧や動脈硬化症疾患を予防することができます。外食や出来あいのお弁当、お惣菜には塩分が多く含まれている場合があり、それらに頼りすぎると塩分の摂りすぎになってしまうことがあります。
年齢を重ねると、味覚が鈍るため濃い味を摂取しがちですが、しょうゆやソースのかけすぎには気を付けましょう。
動脈硬化予防で大切なのは、肉の脂身、バターに多く含まれている飽和脂肪酸の摂取量を減らすことです。そして、野菜をたくさん口にするようにすることで、脂質の酸化を防いで動脈硬化の予防になります。
肥満にならないように
肥満は循環器疾患のリスクを高めるため、標準体型の維持が大切です。内臓脂肪型肥満の解消は、これまで紹介した高血圧や脂質異常症、糖尿病の改善にも役立ちます。しかし、すでに動脈硬化が進んでいる場合には、急な運動は血管に負担がかかり危険ですので、主治医に相談した上で指導を受けましょう。肥満解消のための運動は、まずは負担の少ない有酸素運動としてウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足は血圧上昇や、循環器疾患の発症リスクを高めますので、しっかり睡眠をとるようにしましょう。日中に眠気を感じやすい方や、家族に大きないびきを指摘される方は、もしかすると睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。睡眠時間をしっかり確保しているにも関わらず、寝不足に感じる方は睡眠時無呼吸症候群外来などを受診しましょう。
まとめ:循環器疾患の予防対策|高血圧・脂質異常症(高脂血症)・禁煙|つばさ在宅クリニック西船橋(船橋市の内科外来と訪問診療)
いかがでしたか?今回の内容としては、
・高血圧や脂質異常症の予防は循環器疾患の予防につながる
・生活習慣を改善することがリスク要因を減らすことにつながる
・肥満にならないために運動は大切だが動脈硬化が進んでいる方は注意
以上の点が大切なポイントでした。循環器疾患と一口に言ってもさまざまな病気がありますが、高血圧や脂質異常症の予防、健康的な習慣を身に着けることはあらゆる病気の予防につながりますので、今回ご紹介した内容を参考にしていただければと思います。船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋には、循環器内科、睡眠時無呼吸症候群外来などがありますので、船橋市周辺の方はお気軽にご来院いただければと思います。
アレルギー科/呼吸器科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科となっております。
住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟