脳血管性認知症とは?症状・原因・治療などを紹介! medical column
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脳血管性認知症とは?症状・原因・治療などを紹介!
認知症と一口に言ってもその原因はさまざまであり、認知症の一つに脳血管性認知症というものがあります。では、それはどのような症状や原因があり、治療はどのように進めていくのでしょうか?
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、脳血管性認知症をテーマにお届けしていきます。

脳血管性認知症とは?
脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害(脳卒中)によって、起こる認知症です。また、脳血管が狭くなることで脳への血流が低下し、それによって認知症が起こる場合もあります。脳血管性認知症は認知症全体の約2割を占め、女性よりも男性のほうが多い傾向にあります。記憶障害だけでなく、歩行障害や排尿障害などを合併する場合もあります。
脳血管性認知症の症状
脳血管性認知症の症状としては、ほかの認知症と同様に、同じことを何度も言ったり、聞いたりするようになったり、物忘れ、置き忘れがあるなどの記憶障害、日付がわからなかったり、今いる場所がわからない、家族の名前がわからないといった見当識障害、計画的に物事が進められず、段取りがうまくいかない実行機能障害が挙げられます。
また、抑うつや不安といった精神症状や、徘徊してしまう行動症状、呂律が回りにくいといった身体的な症状などもみられる場合があります。症状のあらわれ方としては、突然症状が出現したり急に症状が悪化したり、症状の変動がしばしばみられます。
アルツハイマー型認知症を併発している場合も
脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症を併発している場合もあり、そのようなものを混合型認知症と呼びます。アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減って、脳が委縮することで症状があらわれる認知症です。
脳血管性認知症の原因
脳血管性認知症は、文字通り脳血管障害によるものであり、高血圧や糖尿病といった持病をお持ちの方が多いことも特徴です。高血圧や糖尿病は動脈硬化に関わりを持ち、脳血管障害の引き金になります。
脳血管性認知症の診断
脳血管性認知症の診断としては、MRIや頭部CTによる画像診断で障害部位を把握します。
脳血管性認知症の予防
脳血管性認知症の予防としては、脳血管障害にならないように生活習慣を見直すことが大切です。脳血管障害の引き金になるものとして、高血圧や糖尿病などの生活習慣病があり、生活習慣病は名前のとおり、生活習慣の乱れが主な原因となります。運動不足やストレスの多い方、睡眠が不足しがちな方は、バランスの良い食事や定期的な運動に励みましょう。既に高血圧や脂質異常症などの診断を受けている方は、生活習慣の是正に併せて、その治療をしっかりおこないましょう。
脳血管性認知症の治療
脳の細胞は一度死んでしまうと戻ることはないため、脳血管障害の再発予防と認知症の症状への対症療法が中心になります。薬は症状に応じて処方されるわけですが、アルツハイマー病を併発している場合、糖尿病や高血圧を併発している場合など、それぞれの症状に応じた薬を服用します。
また、脳血管性認知症では、手足を動かしやすくする運動や歩行訓練、言語機能の回復に向けたリハビリなどを専門家指導の下で実施します。
まとめ:脳血管性認知症とは?症状・原因・治療などを紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害(脳卒中)によって、起こる認知症
・脳血管性認知症の症状としては、ほかの認知症と同様に記憶障害、見当識障害、実行機能障害が挙げられる
・脳血管性認知症の予防としては、脳血管障害にならないように生活習慣を見直すことが大切である
・脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症を併発しているものを混合型認知症と呼ぶ
以上の点が重要なポイントでした。