糖尿病は20代でも起こり得る?若年性糖尿病について medical column
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糖尿病は20代でも起こり得る?若年性糖尿病について
糖尿病は、糖分の摂り過ぎや運動不足などの不規則な生活に加えて、加齢が重なることで起こる、というイメージがあるかと思います。たしかに糖尿病には型があり、遺伝的要因に加えてそのようなものが原因で発症するものが大半なのですが、若年層であっても実は糖尿病を発症することがあるのです。
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、若年層の糖尿病をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください

糖尿病の種類
糖尿病にはいくつかの種類があり、1型糖尿病と2型糖尿病が主な種類です。約90~95%が2型糖尿病であるため、一般的に糖尿病と言えば2型糖尿病を示すことが多いものです。
1型糖尿病
1型糖尿病は、膵臓のインスリンを分泌する細胞(ベータ細胞)が壊されて、その細胞からインスリンがほとんど出なくなってしまう病気です。インスリンが絶対的に必要なことから、1型糖尿病はインスリン依存型とも呼ばれていました。
2型糖尿病
2型糖尿病は、遺伝的要因に加えて運動習慣や食習慣の乱れによって、血糖値を下げるインスリンの分泌が低下したり、インスリンが効きにくくなる病気で、慢性的に血糖値が高い状態になってしまいます。
1型糖尿病と2型糖尿病の違いとは?
1型糖尿病と2型糖尿病の違いとしては、1型糖尿病は子供に多く発症するもので、2型糖尿病は食習慣や運動習慣が大きく関わっているもの。また、1型糖尿病はインスリンがほとんど出なくなり、2型糖尿病はインスリンが出にくくなったり、効きにくくなるものとなっています。
若年性糖尿病とは?
1型糖尿病は小児で最も多く見られる型であり、若年性糖尿病や若年型糖尿病、小児糖尿病とも呼ばれていました。15歳未満の子供では1型と2型が半々で、10歳未満で発症する糖尿病のほとんどが1型となっています。
MODY(若年発症成人型糖尿病・家族性若年糖尿病)とは?
MODY(若年発症成人型糖尿病・家族性若年糖尿病)は、遺伝子の変化が原因で糖尿病を発症する遺伝性疾患であり、発症する人の多くは25歳以下の肥満ではない人となっています。これは、単一遺伝子異常(1つの遺伝子が原因で糖尿病になったと考えられる)による糖尿病の一つです。
MODYの特徴として、インスリンが十分に分泌されないものの、2型糖尿病にみられるインスリンが効きにくくなるインスリン抵抗性は見られません。また、1型糖尿病で見られる膵臓のベータ細胞に対する自己免疫反応は見られません。
糖尿病は20代でも起こり得る
前項でお伝えしたように、遺伝子の変化が原因で25歳以下でも発症する糖尿病があります。また、生活習慣が関係する2型糖尿病も20~40歳代の若年層の患者さんが増加しているとされています。
「まだ、若いから糖尿病とは無縁…」と考えずに、朝食を食べない方や22時以降に食べてしまうといった不規則な食生活をされている方は、健康を考えるとその生活を改めた方が良いでしょう。
まとめ:糖尿病は20代でも起こり得る?若年性糖尿病について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・糖尿病にはいくつかの種類があり、1型糖尿病と2型糖尿病が主な種類である
・1型糖尿病は若年性糖尿病とも呼ばれていた
・MODYは糖尿病を発症する遺伝性疾患であり、発症する人の多くは25歳以下の肥満ではない人である
・20代であっても糖尿病を発症する可能性があるため生活習慣をただすこと
以上の点が重要なポイントでした。年配の病気と思われがちな糖尿病は、実は若年層であっても生活習慣の乱れによって起こり得る病気です。また、若年性糖尿病や小児糖尿病とも呼ばれる1型糖尿病もありますので、どのような世代でもアンテナは張っておきましょう。