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クリニックや病院を受診する目安・タイミングについて
クリニックや病院には、皆さんどのような判断によって受診していますでしょうか?時として、受診するべきかな…と悩んでしまう場合もあるでしょう。また、クリニックを受診すべきか病院を受診すべきか迷ってしまう場合もあるかもしれませんね。
そこで今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、クリニックや病院を受診する目安・タイミングをテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
クリニックと病院の違いは?
クリニック(診療所)と病院の違いは病床数であり、20床以上あるかどうかによって分けられています。20床以上が病院、19床以下をクリニック(診療所)と呼ばれ、その役割の違いとしては、病院は大きい怪我や病気、入院が必要な方の治療が主であり、クリニックは病気の初期治療やケア、軽症の方の対応といったその地域のかかりつけ医としての役割を持っています。
クリニック・病院を受診する目安・タイミングは?
子供が風邪をひいていて、それが自身にうつってしまった…など明らかに軽微な症状で、症状を緩和させるほどでもないようなものであり、特に不安に思わないのであれば、特に受診せず水分補給をするなどしながら安静に過ごしても良いでしょう。
病気、症状はあらゆるものがあり、状況も異なるため、単純に受診の目安をお伝えするのは難しいですが、例えばインフルエンザ流行時期に高熱が出た…という場合にはその可能性がありますので、受診が必要であると言えますし、咳が2週間以上続く場合には、風邪以外の病気の気管支喘息や百日咳といった可能性もありますので、受診が望まれます。
ただ、クリニックに関しては、日常的な病気や怪我の治療を主におこなっているわけですので、症状が辛いなと自身が思うのであれば安心のためにもかかりつけ医を受診するのがよいでしょう。
受診するのは病院?クリニック
なんとなく病院の方が大きいし安心できる…ということで病院をしているという方もいることでしょう。ただし、役割についてお伝えしているとおり、日常的なものに関しては身近にあるクリニックを受診する方が患者にとっては便利です。
というのも、紹介状なしで病院を受診したときには治療費以外の費用がかかったり、外来患者の集中によって診察時間が短くなったり、待ち時間の増加といったことが考えられるからです。また、医療機関には限りがありますので、利用者側のそういった適切な判断は医療サービスの効率的な提供にもつながります。
それと、クリニックは窓口としての役割もあります。病院での治療や精密な検査が必要だと判断された場合には病院への紹介もありますので、まずは信頼のおけるかかりつけ医にみてもらうという判断でも良いでしょう。
救急外来とは?
救急外来は、基本的に突然起こった緊急性の高い病気や怪我の治療を、休日や夜間といった通常の診療時間外におこなうものです。
救急外来の受診目安・タイミングとは?
救急外来はどの段階でかかってよいものか分からない方も多いかと思いますが、具体的な制限というものはありません。
通常の診療時間外に医師に診察してもらいたい…と思う状態であれば、普段あらわれない症状や急な怪我をしたということだと思いますので、不安に思う気持ちがあるのであれば、それが受診のタイミングであると言えるでしょう。
もし診察を受けて軽症であった場合に、「軽い症状で救急外来に来るんじゃないよ…」と思われてしまうのではないか…と心配される方もいるかもしれませんが、そもそも普段あらわれない違和感を覚える症状に対して、問題ないものなのかどうかという判断は一般の方にとって難しいのではないでしょうか?
もちろん、明らかに症状が重い、40度を超える高熱が出て辛い…水分補給さえも難しい…といったような状態であれば、救急外来を受診しましょう。
まとめ:クリニックや病院を受診する目安・タイミングについて
いかがでしたか?今回の内容としては、
・クリニックは、日常的な病気や怪我の治療を主におこなっているわけなので、症状が辛いのであれば受診するのが良い
・医療機関は病院、クリニックで役割の違いがあり、まずはクリニックのかかりつけ医に診てもらうという判断でも良い
・救急外来は、通常の診療時間外にて対応するものであり、時間外であっても診てもらいたいというニーズを満たしている
以上の点が重要なポイントでした。症状や病気はさまざまなので、一概には言えませんが、いつでも気軽に相談できるかかりつけ医がいれば、きっと貴方の健康を支えてくれる存在になってくれるでしょう。