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30代からリスクが高まり多くなる病気とは?
働き盛りの30代は自身の健康をかえりみずに働き続ける人もおり、それによって体調を崩してしまうというケースもあります。また、一時的なものではなくそれが慢性的な病気につながってしまうこともあるため、自身の健康について今一度考えたい年代でもあります。
今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、30代からリスクが高まる病気をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
年代と体力低下について
体力は20歳代がピークであり、30歳を超えると徐々に体力は低下し、歳を10歳とるごとに5%~10%低下するといわれています。30代はまだまだ若いと思われる方もいるかもしれませんが、何もしなければ体力は落ちていく一方であるというわけです。
体力面だけでなく、30代からは自身の健康について向き合っていかなければならず、普段の生活習慣の見直しが未来の健康につながっていきます。
30代は働き盛りの年代
30代は不摂生が将来に響きやすい年齢であるため、運動習慣やバランスの良い食生活を心がけることが大切です。30代は働き盛りの年代であり、特に気を付けるべきことが普段の生活と密接な関係をもつ、生活習慣病です。
30代からリスクが高まり多くなる病気
続いて、30代からリスクが高まっていく病気について見ていきましょう。
不整脈
不整脈とは、正常な脈の流れが乱れた状態のことであり、不整脈にはいくつかの種類があります。特に30代から増えていくのが期外収縮と呼ばれる不整脈であり、多くの人に認められます。
基本的に命に関わるものではないものの、人によっては強い症状を訴える人もおり、その原因は疲労・睡眠不足・ストレス・飲酒・自律神経の異常などが挙げられます。単なる期外収縮は問題のない場合がほとんどですが、心筋梗塞や弁膜症などの病気によって引き起こる場合もあります。
高血圧
高血圧は慢性的に血圧が高い状態のことであり、30代以上の約半数が高血圧であるという調査結果もあるほど身近なものです。血圧は急に高くなるものではなく、年齢を重ねて徐々に変化していき高血圧に至るのですが、最大の原因は食塩のとりすぎによるものです。
生姜焼きや炒め物、丼ものなど味の濃いものを好む方は多いですが、30代の働き盛りの方はランチなどで外食をよく活用し、さらに塩分を特に気にすることがない…という方も少なくありません。塩分を摂り過ぎた場合には、カリウムを含む野菜や果物を摂取すると、余分な塩分を排出することができます。
痛風
痛風は高齢者の病気というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、男性30代が最も多い病気です。そもそも痛風とは、足の親指の付け根などの関節や足先、耳たぶなどが赤く腫れて激痛が起こるものです。尿酸の血中濃度が異常に高まった状態が高尿酸血症であり、痛風発作の原因になります。
子宮内膜症
子宮内膜症は、本来は子宮の内側にある子宮内膜組織が、子宮以外の場所にできてしまうもので、30代前半が発症のピークとなる病気です。30代前半は妊娠を考える方も多い時期であるため、子宮に病気がないかを知り準備をするのも大切でしょう。
片頭痛
片頭痛は男性よりも女性の方が多いとされており、特に30代女性の約20%は片頭痛を持っている、ともされています。片頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、片側もしくは両側のこめかみあたりに、痛みがあらわれるものです。
まとめ:30代からリスクが高まり多くなる病気とは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・30歳を超えると徐々に体力は低下する
・30代は不摂生が将来に響きやすい年齢である
・30代から気を付けたい病気としては不整脈や高血圧などが挙げられる
以上の点が重要なポイントでした。健康は日々の積み重ねが大切ですので、加齢に伴う病気リスクを抑えるためにも、生活習慣は見直してみましょう。