心筋梗塞の前兆とは? 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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心筋梗塞の前兆とは? medical column

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心筋梗塞の前兆とは?

誰しもが心筋梗塞と聞くと重たい病気…というようにイメージされるかと思いますが、実際にカテーテルやバイパス手術などが必要となって、時として生命に関わるものです。そして、心筋梗塞はその前兆として症状があらわれる場合がありますので、心臓の異変を感じれば受診することが大切です。では、心筋梗塞の前兆にはどのような症状が挙げられるのでしょうか?

今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋より、心筋梗塞の前兆をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

心筋梗塞の前兆とは?

心筋梗塞とは?

心筋梗塞は心臓の冠動脈が詰まってしまい、血液が流れなくなって心筋が壊死してしまう病気です。そもそも冠動脈とは、心筋に酸素や栄養を送る血管であり、心臓の表面を冠のように覆っていることからその名前が付けられています。

心筋梗塞の前兆

心筋梗塞の前兆とされる症状としては以下が挙げられます。
・胸痛
・胸の圧迫感、締め付け感
・繰り返される胸痛、胸の圧迫感
・胸焼け
・息切れ
上記が、心筋梗塞の前兆でもある症状ですが、特に運動中やストレスによって痛みが強くなる場合があります。また、心筋梗塞の前兆とされる胸痛や圧迫感は、心筋梗塞を実際に起こす前の1,2か月以内で約半数が経験します。つまり、胸の痛みや胸の違和感というのは、見逃してはならない症状であると言えます。

ただし、上記の前兆なく心筋梗塞に至る場合もあるため、そもそも病気にならないように対策、予防、定期的な検査を受けることが大切であると言えます。

肩や顎が痛むことも

心筋梗塞の症状として、肩や腕、顎の痛みがあらわれる場合もあり、それは数分ないし数時間続いて消失したりすることを繰り返します。なぜ肩が痛む場合がある(放散痛)のかというと、同じ神経領域に心臓もあるためです。

ちなみに、肩や腕、顎の痛みなど、胸の痛み以外にもあらわれる痛み(痛みを引き起こす臓器の場所とは異なる場所への痛み)のことを放散痛(ほうさんつう)と呼び、神経が互いにつながっているため、痛みが他の場所にも伝わります。

狭心症と心筋梗塞の関係~心筋梗塞の前兆~

狭心症も心筋梗塞も胸の締め付けられるような痛みが特徴です。狭心症は、冠動脈が細くなり血液が流れにくくなる状態であり、詰まった状態が心筋梗塞です。つまりは、狭心症が悪化し、心筋梗塞に進行する場合があり、狭心症は心筋梗塞の前兆ともいえます。そして、これらは虚血性心疾患とも呼ばれています。

狭心症と心筋梗塞の違い

狭心症と心筋梗塞は冠動脈の具合に違いがあるわけですが、胸痛と一口に言ってもその症状に違いがあります。狭心症の場合には、胸痛や胸の圧迫感といった症状は通常、長くても15分程度で落ち着きますが、心筋梗塞はそれらの症状が持続します。

狭心症と心筋梗塞の原因

心筋梗塞の前兆がみられたり、狭心症と診断されていたりする場合に気になるのが、何が原因になっているのかでしょう。心筋梗塞の主な原因も狭心症の原因も動脈硬化であり、血管が硬くなって弾力性を失い柔軟性がなくなる状態が動脈硬化です。

動脈硬化の進行を抑えるには生活習慣の改善が重要であり、できるだけ早期に生活習慣の改善に目を向けることが大切です。油物や食塩の摂り過ぎ、食べ過ぎ、運動不足の方はこれらを改めていただければと思います。

まとめ:心筋梗塞の前兆とは?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・心筋梗塞は心臓の冠動脈が詰まってしまい、血液が流れなくなって心筋が壊死してしまう病気
・心筋梗塞の前兆として、胸痛や胸の圧迫感、締め付け感などが挙げられる
・心筋梗塞の前兆として胸の痛みだけでなく肩や腕の痛みがあらわれる場合もある
・狭心症から心筋梗塞に進行してしまう場合もある
以上の点が重要なポイントでした。心臓に限った話ではありませんが、これまでになかった違和感があればなるべく早い段階で受診することを推奨します。診断で何も問題なければ安心感にもつながるでしょう。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。そして循環器の診療もおこなっていますので、ご相談いただければと思います。