風邪とインフルエンザの症状の違いとは？ 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

そもそもインフルエンザとは？

インフルエンザは「インフルエンザウイルス」によって引き起こされる疾患で、インフルエンザウイルスが肺や気道で増殖することで発症します。

インフルエンザウイルスにはA型, B型, C型の3つのタイプがあります。
・インフルエンザA型…急激な高熱や咳が急激にあらわれる。
・インフルエンザB型…腹痛や下痢の症状が多い。
・インフルエンザC型…熱や咳といった症状があらわれるがA型に比べて症状が軽い。

インフルエンザは、特に冬季に流行するという季節性が強い点が特徴です。

インフルエンザの症状

インフルエンザウイルスに感染すると、1～3日の潜伏期間があり、その期間を経て症状が出現するのが一般的です。インフルエンザの特徴的な症状としては、突然に38℃以上の高熱や全身の痛みを伴った全身症状があります。

また、通常の風邪でも見られる喉の痛みや咳・鼻水といった症状も出現します。実はインフルエンザでは気をつけるべき合併症があるのをご存知でしょうか？次節ではこれについて解説していきます。

インフルエンザの合併症について

特にインフルエンザの重篤な合併症として挙げられるのは、肺炎とインフルエンザ脳症の2つです。肺炎は高齢者がよく引き起こす合併症で、症状としては胸に鋭い痛みや咳、全身のだるさなどが挙げられます。咳が続くといった症状がある場合には、肺炎がひとつ疑われます。

インフルエンザ脳症とは、免疫が過剰に反応することで脳浮腫(脳がむくむことをいいます)が引き起こされることをいいます。インフルエンザ脳症では意識障害や異常な行動・言動をとる、けいれんといった症状が主です。

特に子どもの発症が多いので、お子さんがインフルエンザにかかった場合はインフルエンザ脳症を発症しないか、注意深く観察することが大切になってきます。

そもそも風邪とは？

そもそも風邪とは何でしょうか？風邪もインフルエンザと同じように、ウイルス感染によって引き起こされるもので、風邪のウイルスとしてはコロナウイルスやアデノウイルスなどが挙げられます。

また、風邪はインフルエンザのように季節性が強いわけではなく、1年通してかかるのも特徴的です。

風邪の症状

風邪はインフルエンザとは異なり急激に重い症状が現れるのではなく、比較的軽微な症状があらわれます。例えば、微熱・喉の痛み・咳・鼻水といった症状がその代表例です。もし、急激に高熱などの症状が見られた場合は、風邪ではない病気の可能性もありますので、受診することをおすすめします。

風邪とインフルエンザの違いについて

風邪とインフルエンザの症状の違いを下記にまとめます。
＜風邪＞
・発症時期…1年中
・症状の進行…ゆっくり
・症状…発熱/咳/鼻水/喉の痛み
・病原…コロナウイルス/アデノウイルス/ライノウイルス

＜インフルエンザ＞
・発症時期…主に冬季
・症状の進行…急激
・症状…高熱/全身症状/喉の痛み
・病原…インフルエンザウイルスA型/B型/C型

まとめ：風邪とインフルエンザの症状の違いとは？｜つばさ在宅クリニック西船橋（船橋市の内科外来と訪問診療）

いかがでしたか？今回の内容としては
・風邪は年中見られ、インフルエンザには季節性がある
・風邪とインフルエンザは症状の進行に違いがある
・インフルエンザでは重篤な合併症を引き起こす場合がある
以上が大切なポイントでした。風邪とインフルエンザには今回ご紹介したような違いがありますので、判断の参考にしていただければと思います。

船橋にあるつばさ在宅クリニック西船橋（内科）では、発熱・風邪症状・PCR検査希望の方は、事前に予約していただきますようお願いしております。