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2023.7月号
こんにちは、元田です。暑い季節がやってきましたが、「暑さ対策」にどんなことをなさっていますか?食べるものや着るものの工夫の他に、住まいを夏仕様に整えるのも大切ですよね。住まいの夏仕様には色々ありますが、緑のカーテンを育てるというのも方法のひとつです。手間はかかりますが、見た目に涼しく節電効果も高いということで、すっかり夏の定番になりました。考え出されたのは、なんと30年も前なんだそうです。 中部電力では1985年頃、夏の電力消費量がどんどん増えている状況から、電力不足が起こることを予想して家電の省エネについて研究を始めました。一般的な「よしず」を使った日陰と植物を使った緑のカーテンの日陰を比較すると、よしずはそれ自体に熱をためて周りを暑くしてしまうのに対し、緑のカーテンの方は日光を遮るだけでなく葉から出る水蒸気のおかげで周りも涼しくなりました。また、緑のカーテンは生きている植物のため、カーテン自体に水が張り巡らされているような効果があり、空気が冷やされるそうです。その結果、平均で30%もの節電効果があることが分かったとのこと。そこで中部電力では、植物を使った日除けを「緑のカーテン」と名付けて、本店ビルに横幅60mものアサガオを使った緑のカーテンを設置。さらに、各家庭でも緑のカーテンを育ててもらうため、アサガオやフウセンカズラの種を15万袋も配るキャンペーンを行いました。このキャンペーンは今でも行われていて、フォトコンテストも実施されています。アサガオから始まった緑のカーテンも、今はゴーヤやパッションフルーツなど、色々なバリエーションで楽しまれていますし、ベランダなどの限られたスペースを活用するアイデアもたくさんあるようです。ただ、猛暑日には我慢せず、エアコンなども上手に活用していけたらいいですね。