2021年毎月のご挨拶2月号 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

こんにちは、元田です。　さて、２月６日は「２６＝フロ」の語呂合わせで「お風呂の日」です。 ２月は１年で最も寒く、体調を崩しやすい季節でもありますので、お風呂でしっかり体を温めましょう。 湯船にゆっくり浸かることは、体が冷えて寝付きが悪くなりやすい冬には特に有効ですし、体温を上げることで免疫力も上がることがわかっています。 お風呂といえば、日本には昔から月替わりで旬のお風呂を楽しむ“季節湯”という習わしがあります。１２月の冬至に入るといいと言われている「ゆず湯」は広く知られていますが、他の月にもそれぞれ旬のお風呂があります。
代表的なものを挙げると、【１月・松湯 ２月・大根湯 ３月・よもぎ湯 ４月・桜湯 ５月・しょうぶ湯 ６月・どくだみ湯 ７月・桃湯 ８月・はっか湯 ９月・菊湯 １０月・しょうが湯 １１月・みかん湯 １２月・ゆず湯】です。 定番のものもあれば、あまり知られていないものもありますよね。 どれも体を温めるだけでなく、夏には肌触りや爽快感が重視されていたり、冬には保温効果や風邪予防などの効果が高くなっていたり、季節に合った香りや効能が考えられています。 まずは手軽に足湯で試すのもおすすめです。 この季節湯の歴史をさかのぼると、平安時代に医療用の薬湯として使われ、江戸時代になってからは庶民にも入浴習慣が広がっていったそうです。コロナ禍もあって日常生活や仕事などで例年より強くストレスを感じている方が多いと思います。ストレス下では交感神経が強く働いており、それによって免疫力が低下してしまうことも考えられます。お風呂でリラックスして心身ともに健康を保ちましょう。