2021年毎月のご挨拶11月号 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

こんにちは、元田です。11月になり少しずつ冬の気配を感じますね。冬が旬の魚といえばヒラメ(鮃)ですね。この時期のヒラメは寒ヒラメと言われ脂がのってとても美味しいです。ヒラメの代表的なポイントは茨城県鹿島で、鹿島沖のヒラメは11月に部分解禁され、一年で一番釣り人で賑わう時期になります。ヒラメの釣り方は船釣りでは活きイワシを使った泳がせ釣りがメジャーとなります。ヒラメは、すごく獰猛な魚で、砂地に身を隠し、よってきた魚をひと呑みにします。しかし、非常に用心深い魚でもあり、餌をくわえても一気に飲み込まずジッと様子をうかがっているため、釣りあげるにはアタリがあっても十分食い込ませて合わせないといけません。「ヒラメ40」と釣り人の間では言われており、40秒くらい待って合わせるのですが、この時間が緊張の時間でヒラメ釣り最大の魅力になります。
ヒラメはマダイと並ぶ白身魚の代表的な存在です。ヒラメの栄養素ですが、高たんぱく・低脂肪。低カロリーで、ミネラル・ビタミンをバランスよく含んでおり、消化吸収も良いとされます。低脂肪の魚は旨みに欠ける事が多いですが、ヒラメはイノシン酸が豊富なため、濃厚な旨みがあります。また、ヒレの付け根にある、「縁側（えんがわ）」は美味でありながらコラーゲンが豊富で女性にお勧めです。私個人では、獲れたての場合に限りますが、ヒラメの肝をポン酢にといて刺身につけて食べるのがとてもお勧めです。これを食べたいがために休日は足しげく鹿島沖のヒラメ釣りに通う日々が続きそうです。