2024年毎月のご挨拶10月号 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

朝夕に肌寒さを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。さて、今ごろの季節になってくると、近くの学校で運動会の練習をしている子どもたちを見かけることはないでしょうか？運動会は本来“秋”に開催されるものとして、俳句の世界でも「運動会」は秋の季語になっているそうですが、実は平成以降は“春”に行う学校が増えているんだそうです。ベネッセ教育総合研究所が全国の小学校に行った調査によると、昭和６０年ではおよそ７割の小学校が秋に運動会を行っていましたが、それが２７年後の平成２４年の調査では、春が４４%、秋が５４％とほぼ同じくらいになっていたそうです。これには地域によってもかなりの差があり、北海道や東北では春に開催する学校がおよそ７割、その他の地域では秋に開催する学校がおよそ７割と逆転しているそうです。梅雨がないといわれる北海道では、逆に秋の天候が荒れやすかったため、以前から秋よりも春に開催する学校が多かったんだとか。ちなみに、近年は秋の台風シーズンを避けたり、クラス替えをした新しいクラスで運動会の練習を経てクラスの結束を深められるといったメリットもあり、全国的にも春に行う学校が少しずつ増えているという話も聞きますが…さて、運動会の開催は春と秋のどちらが全国的に見て多いのでしょうか？気になるところですね。昔からある運動会ですが、このように時代とともに少しずつ変化しているようです。それでは、季節の変わり目ですので風邪など引かれませんようお過ごしください。